音読の回数って何回やればいいのかなぁ?どのくらいすれば効果があるのか分からないなぁ。やればやるほどいいのか?回数よりもおぼえたほうがいいのか?誰か詳しく教えてください。
こんなお悩みにお答えします。
✅本記事の内容
・有名な本で紹介されている回数とその理由
・ネットの記事を紹介!
・集中学習ではなく、分散学習を心がけよう!
・音読パッセージのサイクル法から始めてみよう!
・【私の経験談】回数よりも継続することが重要!
・音読は筋トレに似ている【コツコツやるとちょっとずつ成果が現れる!】
・まとめ
✅本記事の信頼性
この記事を書いている私は、社会人になってからの英語歴は1年6ヶ月ほどです。
TOEIC400台から6ヶ月で英語が話せるようになり、海外出張ができるようになりました。現在は毎日ルーマニア人の友達と英会話を話していますよ。
この記事では、音読の最適な回数について、誰にでも分かるように解説していきます。
音読をやって英語力を上げたい人や音読をやっているけど効果が上がらない人は、本記事を読むことで効果のある音読回数が分かりますよ。
※シャドーイングで口が回らない人は、シャドーイングで口が回らない【改善のためにやる3つのこと】で詳しく解説していますのでこちらもチェックしてみてください。
有名な本で紹介されている回数とその理由
ここでは、英語の音読回数とその理由について解説していきたいと思います。根拠について、以下の書籍の事例を引用していきますよ。
『英語の話し方』國弘正雄著
1つ目は、『英語の話し方』國広正雄さんですね。國広さんは、日本を代表する同時通訳者で、英語の神様と言われた人です。独自の理論『只管朗読』というひたすら音読をすることで、英語力を身に付けたといわれています。
回数:500~1000回/1パッセージ
音読回数は、中学生の教科書を500~1000回やったといわれていますよ。とても、尋常ではない数ですが、最低回数の記載はありませんでした。
國広さんは、純日本人で留学経験もない状態から音読だけでネイティブ以上の英語力を身に付けたのです。音読回数の最大値としての目安になりますね。
回数の根拠
根拠は、本人の経験則によるものからでした。「只管朗読」を続けた結果、英会話ができるようになり、教え子たちも同様の効果がでたことから確信に変わったそうですね。
そして、本人はひたすら音読を繰り返すことで、覚えようとせずに自然と口からでてくるようになることをいっています。
『音読パッセージ』森沢洋介著
2つ目は、『音読パッセージ』の森沢洋介さんです。森沢さんは、長年英語塾を経営しており、音読を通してたくさんの生徒に英語を教えてきました。
回数:30回以上/1パッセージ
音読パッセージに重要なデータがあり、音読回数と生徒の英語力の相関があると述べられています。音読回数を増やすほど生徒の能力が上がるとともに、続けられない人もふえていったそうです。
そのため、今では30回以上を目安に音読を推奨しているそうですね。たくさんの生徒を実験的に音読させて得られた効果検証は、非常に有益でしょう。
回数の根拠
負荷を下げるために音読回数を減らしていったところ、1日20回を切ると生徒の英語力が極端に落ちました。
効果のある音読回数は1日20回以上であり、継続できる基準を考慮すると1日30回が最適であると結論づけたそうです。一般的な生徒を集めて分析したデータなので、とても信頼性を上げる根拠ですね。
ネットの記事を紹介
結論から言いますと、1日30回やると効果があります。ただし、目標によって音読の回数が変わりますので詳しく解説していきましょう。
短期的な目標(1~3ヶ月)の場合は1日50~100回
先ずは、短期的な目標で成果を上げたい場合は、1日50~100回を行うと良いでしょう。例えば、テストや資格で点数をアップしたい人向けですね。
目安としては、1~3ヶ月前から始める場合を想定しています。とにかく、英語をインプットする必要がありますので、短い期間で文章をたくさん音読する必要がありますよ。
長期的な目標(1年)の場合は1日30回
次に、長期的な目標の場合は、1日30回を行うと良いでしょう。本当に英語を学んで、実力を付けたい人向けです。目安は、1年ぐらいを想定していますよ。
音読回数は30回ぐらい、毎日続けます。短期的な目標に比べて音読回数は減っていますが、その分期間がふえていますね。
集中学習ではなく、分散学習を心がけよう!
ここまでの記事と今までの英語学習経験から1つアドバイスを紹介しましょう。それは、1日にたくさんの音読をするのではなく、繰り返し日数を費やして何回も音読することです。それでは、具体的に解説していきますよ。
回数×日数を意識すると良い
もちろん、回数は大事であることがわかりました。ですが、その分挫折しやすくなることは容易に推測されますね。なので、1日の最低回数を守って長期的に繰り返す必要が有効な手段と言えます。
超人の精神力があれば別ですが、凡人にはそうはいきません。続けられる回数を長期的に続けることで、英語力を上げるのがベストでしょう。大切なことは、回数×日数を続けることですね。
最低回数を決めて、毎日やろう!
なので、いきなり1日100回とかはやめましょう(笑)。絶対に挫折しますよ。音読は、かなり時間がかかります。自分でできる最低回数(できれば20回以上)を決めて、毎日継続しましょう。
継続することで、確実に英語力が上がりますよ。
音読パッセージのサイクル法から始めてみよう!
では、具体的にどうすればいいのでしょうか?これから、音読の始め方を紹介しましょう。音読パッケージからスタートしてみる。先ずは、音読パッセージからスタートすることをおすすめしますよ。
とても、丁寧にやり方が説明されている書籍になります。ざっくり説明すると、1つの文章を何日に渡って音読を繰り返しますよ。そして、音読するサイクルを増やすごとに回数を減らしていきます。
サイクル | 1周 | 2周 | 3周 | 4周 | 5周 | 6周 |
音読回数 | 30回 | 20回 | 15回 | 15回 | 10回 | 10回 |
合計 | 30回 | 50回 | 65回 | 80回 | 90回 | 100回 |
終わったら、好きな文章を使って進める
音読パッセージが終わったら、色々な文章を使って音読を続けることをおすすめしますよ。音読パッセージの題材は中学レベルの英語を使っています。
あなたの好きな英語の文章をやることで、さらに英語力を伸ばすことができますよ。
【私の経験談】回数よりも継続することが重要!
ここでは、私の経験談を紹介しましょう。私も音読からコツコツやってきました。
ほとんどの文章は、30回音読すると分かるようになりました
音読をする前は、全然わからなかった英語も30回音読するとほとんど分かるようになりました。音読のスピードも上がり、英語を読んで内容も分かりますね。
リズムも発音も改善されました。リスニングすると内容が浮かぶようになります。とても、びっくりした覚えが合いますよ(笑)
TOEICのリスニングについてスコアをアップさせたい人は、TOEICのリスニングを400点以上とる勉強法【250点からスタート】で詳しく解説していますのでチェックして見てください。
不得意なところは、回数を増やしてやると良い
ただし、音読してもどうしても詰まってしまうところがあります。聞いても、分からないところですね。そういった部分は、30回以上音読しました。
不得意なところは、誰しもありますので回数をふやすことで改善しましょう。苦手なところは、できるまで継続すればいいのですよ。できたときの達成感は、素晴らしいです。
回数は目安、できるようになるまで継続すれば回数はどうでもいい
そして、その内回数のことを気にしなくなります。本来の目的は、英語ができるようになることですね。回数では、ありませんよ。
慣れるまでは回数は意識していいですが、慣れたら英語が分かるかどうかを判断基準にしましょう。分かったら、言えたらOKという具合ですね。
音読は筋トレに似ている【コツコツやるとちょっとずつ成果が現れる!】
最後に、感覚的なことを紹介します。音読は、筋トレに似ています。スポーツですね(笑)。1日たくさん練習しても、すぐには変化はありません。ですが、一定量の刺激を継続していくと変化がでてくるのです。
筋トレと同じように、成長には期間が必要なのですね。あきらめず、コツコツやっていきましょう。
まとめ
本記事では、音読の回数について紹介しました。最適な回数の目安が分かったと思います。気になっている人は、参考にしていただければ幸いです。
オンライン英会話に興味がある人は、オンライン英会話初心者が撃沈した話と対策【筆者の体験と解説を紹介】で詳しく解説していますのでチェックして見てください。